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1 名前: はるき 投稿日: 02/03/21 19:56 ID:VrAPx16Y
やれやれ、妹のボーイフレンドがうちに来ているが
彼は緊張してめがねを触り、だされたダイキリを
一息に飲んだ。作られたような会話の盛り上がりの
合間には蛇のような沈黙が流れる。
そんな「作られた盛り上がり」を聞いてるだけで
僕はどっと疲れて部屋を出た。


2 名前: 村上龍 投稿日: 02/03/21 20:01 ID:XzRZHyF.
僕は紺のジャケットに気持ちのよいブルーの靴を履き、
(僕は気持ちのよいブルーの靴が好きなのだ)
エアロ・スミスを口ずさみながら、買い物に出かけた。
僕の気持ちを踏みにじるかのように外は1996年の嵐だった。
やれやれ。


3 名前: おさかなくわえた名無しさん 投稿日: 02/03/21 20:01 ID:???
娘のボーイフレンドにダイキリを出す家庭カコイイ。


4 名前: 愚痴を言わずにカキコ 投稿日: 02/03/21 20:02 ID:???
     


5 名前: おさかなくわえた名無しさん 投稿日: 02/03/21 20:10 ID:O5oJvvrw
お、いいスレがたってる!!
なかなか感じが出てるねえ…
よし、僕も。

僕は冬の服をクリーニングに出しに言った。
陽気なクリーニングやの店員は赤いエプロンをして
ラジオから流れるユーロ・ビートにあわせて体をゆすっていた。
彼はチラッと僕を見て陽気にいらっしゃいませといった。
彼はきっと夜はおはぎなんかを食べるのだろう。
僕はおはぎが嫌いなのだ。
家に帰るとやはりおはぎがたくさんあった。やれやれ


6 名前: おさかなくわえた名無しさん 投稿日: 02/03/21 20:25 ID:JFJ.VrPU
11時に目が覚めた。
スパゲティをゆでながら、よく冷えたビールを飲んだ。
キーンと耳の奥が心地よく痛み、僕はスパゲティに合うソースと、
今日の予定について考えた。
図書館へ行って本を返し、桜でも見ようか・・・。
どうでもいいことだけれど、満開の桜の木の下に立つと、人は
誰でもバカに見える。

・・・あっ、途中から糸井重里になっちった。


7 名前: おさかなくわえた名無しさん 投稿日: 02/03/21 20:28 ID:84qZnKyI
春樹ストじゃないけどやってみよーー

朝、遅く目がさめたら今日がお彼岸だと気づいた。
私は黒い薄手のセーターとカーキ色のズボンを履き祖母の墓へ行った。
風は強く髪の毛が顔に絡みついたけれどもそれを気にしなかった。
帰りにリンゴジュースを買って飲みながら車で帰った。
そしてFMラジオを聞きながらタバコを吸って、夕食にスバゲティー・ミートソースを作った。

むずかすぃ。春樹をそんなに読んでないからか?


8 名前: おさかなくわえた名無しさん 投稿日: 02/03/21 20:32 ID:Fzu7iylg
休みの日に仕事をするのは無能の証拠だと、僕は昔からずっと考えていた。
しかし、僕は働けばならないのだ—-僕が好むにせよ好まざるにせよ—-、それが僕の生活なのだ。

僕はただ紙に一定の文字を書き写す作業に集中しつづけた。
そしてしかるべき人と会って、しかるべき話をした。
やっとのことで家に帰ったが、僕はひどく疲れていた。そしてひどく混乱していた。


9 名前: おさかなくわえた名無しさん 投稿日: 02/03/21 20:34 ID:???
今日の春樹大賞は»8で。


10 名前: いわし 投稿日: 02/03/21 20:36 ID:???
タクシーの運転手は唐突に話し掛けてきた。
僕は徹夜明けで疲れていて、夢の中で富士山の上でボートを
漕いでいたところだったので彼が何を言っているか理解するまで
時間がかかった。
時間を飲む?彼は確かにそういった。僕が考えているとまたタクシーの
運転手は話しだした。
「お客さんは時間を飲んだことがありますか?」
「いや、ないな。無駄に時間を使ったという意味ならあるけど。」
バックミラーを覗き込みながらタクシーの運転手は笑った。
それは笑うというより、膨らましすぎて破裂してしまった瞬間の
風船のようなしわくちゃに歪んだビニールのようだった。
「お客さんは時間飲んでそうな感じの顔だけどな。本当にないんですか?」
僕は少し腹が立ってきた。なぜ疲れて寝ているのにこんなに訳のわからない
会話に付き合わなければならないのだ。
「時間は飲んだことがない。そしてあなたが言っている時間を飲む・・」
「お客さん、お客さん!つきましたよ!」

はっと目を開くと僕のアパートの前にタクシーは止まっていた。
僕は夢を見ていたのだ。やれやれ。